毎度おなじみの7人がもしも『兄弟』だったら・・・
瞳:「兄弟・・・ですか?」
伸:「・・・って、書いてありますよ、これ(企画書)」
薫:「無意味に近いことやりますねー」
雅:「まったくだ・・・・(溜息)」
充:「いいんじゃない?少しは面白そうだしさ」
郁:「そうだよ、良いじゃんか。寮とかじゃなくて本当の意味で“伸吾と一つ屋根の下”な んだぜ?」
利:「それは、楽しそうだな」
伸:「・・・俺?」
瞳・薫・正・充:「(本当の意味で一つ屋根の下・・・)」
*ひとーつ。(伸吾を抜いた)6人は、伸吾を巡って協定を結んでいーる。 *ふたーつ。(伸吾を抜いた)6人は協定なんかそっちのけで伸吾を自分のものにしようとしていーる。 *みーっつ。伸吾はんなこと全然気づいちゃいなーい。 |
伸:「でも、この場合苗字はどうなっちゃうんでしょうかね?」
瞳:「そう・・ですね・・・・やはり苗字は統一、皆さん名前で呼ぶことになるのではない でしょうか?」
郁:「瞳さんが年長だから誕生日順におれが次男、利広が三男・・・」
充:「次に伸吾が四男で、一条が五男。僕が六男で・・・・」
薫:「僕が七男末っ子ですね」
雅:「そういうことになるな」
瞳:「私は良いのですが、剣崎君大変なのではありませんか?」
伸:「あ、そっか。『兄さん』って言うと全員のこと指しちまうもんな・・・」
薫:「そうですね・・・・なら、“瞳兄さん”“郁兄さん”“利広兄さん”って名前をつけ て呼んだらどうでしょう?」
伸:「ああ、なるほど」
充:「同年同士なら名前で呼び捨てかな?」
伸:「・・・一条のこともか・・・・・?」
雅:「当たり前だろう?普通家族が苗字で呼び合うか?」
伸:「充流なら・・・変らないしいいんだけど・・・・」
雅:「何だ?何か不満でもあるのか?」(不機嫌)
伸:「いや・・・そういうわけじゃないんだけど・・・」
雅:「じゃあ何だ?」(不機嫌)
伸:「・・・うぅー・・・」
雅:「唸っても分からないぞ?」(意地悪に笑み浮かべ)
伸:「充流ぅー・・・一条がいじめるぅ・・・」(右横の充流に抱きついて)
充:「ほら、伸吾そんな風に言わないの。一条も恐い顔をしない」(しっかりと伸吾を抱しめて)
郁:「そうだぞ一条。そんな恐い顔をするな」(充流の反対隣りから伸吾を奪い取り)
雅:「高崎先輩・・・」(不満顔で)
伸:「高崎せんぱぁ〜い!!」(抱しめられ甘えて)
郁:「こ〜ら、『郁』だろ?伸吾」(ちゃっかり二人の世界を作成)
伸:「・・・郁、先輩?」(抱きついたまま上目遣いで)
郁:「・・・っあ〜もう、可愛いやつ!」(抱しめて)
雅:「・・・」(かなりの形相)
利:「だが、伸吾。ちゃんと名前で呼ばなければ兄弟とはいえないんじゃないのか?」(郁 の隣りから伸吾を自分の膝上に掻っ攫って)
郁:「あ」
伸:「う?」
利:「名前で呼ぶのは親しいことなんだから・・・な?」(優しく、背中を撫でてやりなが ら)
伸:「でも・・・・」(ちらり。一条見やり)
雅:「・・・・(むか)」
利:「ほら、そんな風に言うな。之は唯の企画なんだから深く考えなくていいだろ?」
伸:「だけど・・・」
利:「だから、深く考えるな。もっと気楽に見て良いんだぞ?」(苦笑うかべ、頭を撫で)
伸:「白鐘さーん!!」(無理だと言う顔で)
利:「と・し・ひ・ろ」(極上の笑みで)
伸:「・・・と・・利広・・さん・・・///」(間近だったので圧倒さ れた)
雅:「・・・」(バックは百鬼夜行)
瞳:「でも、きちんと名前を呼べないと、この先困りますよ?」(優しい声で、問答無用で 伸吾を奪う)
伸:「ほぇ?」
瞳:「先ほどの一条君じゃないですが、苗字で呼び合う家族はいないのですから」(優しく 優しく)
伸:「でも・・・如月先生・・・・」(やはり無理だと)
瞳:「大丈夫。伸吾君はとても頑張りやさんなのですから、きっと呼べますよ」(子供をあ やすように)
伸:「・・・ま・・まさ・・・・・・ぅ〜・・・・如月先生ぇ〜・・・」(無理だと、抱きついて)
瞳:「そんな他人行儀に呼ばないで。私と伸吾君の仲じゃないですか」(ね?・・と)
伸:「・・瞳・・・先生・・・?」
瞳:「先生はいりません」(極上の優しい微笑みで)
伸:「・・・ひ・・・瞳・・さん・・・///」
雅:「・・・」(百鬼夜行の中に般若出現)
薫:「伸吾先輩。演劇の一環として考えればいいんですよ」(瞳の隣りから伸吾の手を取 り)
伸:「劇?」
薫:「そうです。一条先輩の名前は初めから劇で割り当てられた物と思えば良いんじゃない ですか?」
伸:「・・・・劇か・・・・」
薫:「そうです。伸兄さん」(花も恥らう微笑み)
伸:「け・剣崎ッ///」
薫:「これから、僕は“弟”なんですから。ちゃんと名前で呼んでください」(微笑んだま ま)
伸:「・・・か・・・薫///」
薫:「はい。伸兄さん?」
雅:「・・・」(百鬼夜行、般若、鬼神も出現)
充:「そうだよ伸吾。言えるように頑張ればいいんだよ。劇だと思ってさ」(励ますよう に)
伸:「みつるぅぅ〜」(親友の励ましに喜んで)
雅:「百鬼夜行、般若、鬼神は暴れだした」(立ち上がって伸吾の下へ)
伸:「え?」
雅:「伸吾!貴様どういうつもりだ!!?」(ついにきれちゃいました)
伸:「う・うわーーーー!!一条!!どうした!!?」
雅:「まだ言うか!!?」(苗字を)
伸:「だ・だから!!どうしたって・・・う・うわあぁぁぁぁぁぁーーーーーー・・・」
(保健室。いつものランチタイム)
って、ことで。何やら収集がつかなくなりましたので、この辺で本編の方をスタートさせた いと思います。皆様に喜んでいただければ幸いと。では・・・
ACT.2
ACT.3
ACT.4
ACT.5