「ん・・・」
目蓋に唇が触れるのを感じ俺は少し身じろいだ。
「ほら、動くな。鼻骨、上顎骨、下顎骨」
鼻頭からあごにかけて唇が移動していくのがわかった。
「しつ・・こいんっだよ!!」
その上なおもしつこくキスしてくるシュバルツを押しのけようとしたら・・・
「お前が教えろと言ってきたんだぞ?」
横からいかにも不機嫌といった感じの声でハーマンに問われた。
そしてそのままシュバルツを押しのけ今度はハーマンが俺の上にのしかかって来た。
「んぅ・・・っふ」
そのまま唇をあわせ下を差込、上あごと下顎を嬲られ、舌を強く吸われ俺は意識がぼうっと
霞がかったようになってしまった。
「いきなり横入りした挙句、熱い接吻とはやってくれるじゃないかハーマン大尉」
「ほめ言葉として受け取っておきますよ。シュバルツ少佐」
「・・・・・フン。アーバイン」
「・・・?」
「続けるぞ」
そう言いシュバルツが腕を伸ばす前にハーマンが俺の右腕を持ち上げた。
「肩の部分が肩関節、上腕骨」
反対の腕を取ったシュバルツが、
「肘が肘関節、橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃこつ)、手首が手関節。そして・・・」
「「指骨だ」」
「んぅ!!」
右手の薬指、左手の中指を甘く噛まれねっとりと舌を絡まされ思わず鼻にかかった甘い声が
出る。
腕を放し、胸のほうへと顔を近づけてきたハーマンが、
「鎖骨、脇の近くが肩甲骨(けんこうこつ)、そしてこのすぐ下・・・」
「あッ・・・!!ひ・・・ッあ!」
胸にある突起に下を這わされ、腰にぞくりとした感覚が走る。
「肋骨(ろっこつ)だ。そしてその真ん中が胸骨(きょうこつ)」
胸の愛撫はそのままに、胸の谷間のちょうど中心のライン、其処を指で辿るように撫でら
れ、既に兆しを見せていた俺のモノは更に固さを増し先端に先走りを滲ませた。
「クク・・・・敏感だな」
「う・・・うるせぇ///!!」
それを嘲る様に笑うシュバルツの声が聞こえ、羞恥心に顔が赤くなるのが分かった。
「恥ずかしがるな。可愛いと言っているんだぞ?」
「ばッ・・・馬鹿野郎・・・」
耳元で酷く甘い声で言われ、またいらぬ快感で先走りを滲ませた。
そして、気を抜いていた其の時、いきなり何の予告もなしに強い快感の波に流されるような
感覚に陥った。
「ひぁああ!!!・・・ぅん!!な・・・何だ・・ッ!?」
慌てて足のほうへと顔を向けると、先ほどまで先走りを滲ませていたソレを根元まで咥え、
舌で包み込むように愛撫を施しているハーマンが目に入った。
「ハー・・・マン・・・ッつ!!・・・んぁあ!!」
ソレから口を離し、引いた唾液を見せ付けるように指に絡ませ、その手を腹につきそうなほ
ど反り返ったソレと腹の間に差し入れて、やわやわと下腹部を撫でてきた。
「んっ・・・」
「ここの中の方が仙骨(せんこつ)、その両側が腸骨(ようこつ)だ、それから・・・」
「あ・・・」
「このすぐ下辺りが恥骨(ちこつ)だ」
先端から先走りを滴らせたそれと、興奮し膨らんだ袋を一緒くたに手に取り、人差し指、薬
指の二本の指で袋の繋ぎめを強く押してきた。
「あッ・・ァアアアア――――――――!!!!!」
その瞬間、何にも言い換えられないような凄まじいほどの快感がスパークするように一気に
脳髄まで駆け上がった。
そして腹に生暖かい感触がし、暫く経ってからようやく俺は繋ぎ目の箇所を強く押されただ
けで呆気なくいってしまったということに何となく気がついた。
「どうだ?気持ちよかったか?」
ぼうっと霞む意識の中で嬉しそうなハーマンの声がし、俺は無意識のうちに頷いた。
「・・・貴様・・・・よくも私の楽しみを・・・・」
「フン。そんなのこっちの勝手だ」
「クッ・・・Arschloch!!(独:
くそったれ!!)・・・アーバイン」
名前を呼ばれてもそちらに目を向けるしかできないほどに俺の身体は脱力感が強く残ってい
た。
「うつ伏せになれ」
身体をうつ伏せにされその上にシュバルツが圧し掛かってきた。
「胸椎(きょうずい)」
「っつぅ!!」
うつ伏せにされたその背中からいきなり肉を噛み千切られるのではと思うほどの激痛が走っ
た。
「腰椎(ようずい)」
「あっぐぅ!!!」
背中かの痛みと痺れが薄れぬうちに、同じような激痛が今度は腰に走り俺は完璧に意識が
戻った。
「シュバ・・ルツ!!ヤメ・・・ロ!!」
「尾骶骨」
「ひぁああ!」
尾骶骨の箇所を強くさすられ俺は再び腰に強い快感が走るのを感じ腰を揺らめかせた。
「気持ちいのだろう?じゃなければ、ここもこんなになるわけない」
楽しい玩具でも触るように、俺のソレへと手を伸ばし少し強く握られた。
「や・・・痛い!!」
「シュバルツ少佐!!」
見かねたようにハーマンが横から口を出したが、
「貴様は先ほど悦を味わったのだろう?だったら、今度は私が味あわなければ不公平だろ
う?」
自信満々の声に押されたようで、何も言わずシュバルツを睨み据えていた。
「ここが坐骨(ざこつ)だ」
そう言うや否や、尻の肉を強く揉まれ俺は背筋にゾクリとした快感が走った。
「ん・・・・!」
「ほう、これだけで感じるのか?」
わざと辱めるために耳元で喋られ俺は恥ずかしさを隠すように睨み付けた。
「そう睨むな。今行かせてやるから」
苦笑ししょうがない、とでも言うように肩をすくめ再び俺はうつ伏せから仰向けの体制にさ
れた。
そのとたん、
「あぁああ!!!」
再びソレはシュバルツの口内に咥えられねっとりと嬲られるように刺激された。
「最後に残ってたな。踵骨(しょうこつ)だ」
シュバルツの直接的な刺激に身体を捩ろうとするのを、足を押さえることでハーマンが押さ
え最後の箇所、踵を甘く噛んできた。
「アッ・・・ぅん!!・・シュバ・・・・・も・・・ッ!!」
切羽詰って我知らずシュバルツに甘えるような仕草で開放を強請った。
「仕方ないな。堪え性のないやつだ」
そうは言いながらあからさまに楽しげな声に、俺は最後の刺激を施され再び呆気なくシュバ
ルツの口内に絶頂の証を出した。
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ふへぇ〜・・・・・・・
ようやく勉強の骨のバージョンを出すことができました。
・・・・・・・・
・・・・・・・・・
すみません。もっと早く出すとか何とか言っておきながら結局こんなに遅れていしまいました;;;(汗)
実は、前に書いてあった元の原稿(小さなノート)がなくなってしまい、慌てて思い出しながら電子辞書見ながら(なんと狼の電子辞書には骨格図が出るので
す。(ほとんどといっていいほど使いません))暇な授業の合間に書いてました。(授業受けろよ)
電子辞書には骨格図、ソレを見ながらなにやら小さなノート(また違うノートを買ったのだ)に真剣な形相で小娘が何か書き綴っている姿・・・・きっとめっさ
怪しかったでしょう・・・・。(遠い目)
途中でシュバルツ兄さんのドイツ語での悪態がはいっちょります。
これは、狼がなんとな〜くドイツ語にしたのです。(だって、シュバルツって事態がドイツ語で黒って意味なんですもん。ここはやっぱドイツ語を使いましょ
う!!(となど考えていたかもしれませんが・・・))
何とかかけたので良しとしましょうv
読んでくださった皆様方。ありがとうございました(へこり)