『後の出来事』



「ん・・・・」
ふと、気づいて目を開いた。
「あれ・・・俺・・・」
今までの記憶があやふやでぼんやりと天井を見上げる。

あ・・・そうだ、俺・・・充流と・・・

事情の後だった事を思い出し、一気に顔に熱が戻る。
「そうだ・・・って、あれ?」
体を起こそうとすると、やたら思い物に動きを押さえられている事に気が付いた。
「なんだ・・・・・・・・って、充流?」
俺に覆い被さるようにしていたのは当の充流で、すやすやと気持ちよさそうに眠っていた。
「・・・・この頃、忙しかったもんな・・・・」
そうなのだ。こうやって体をあわせられたのも久方ぶりのことで、充流はネットワークの仕事で睡眠さえも十分にとれていなかったのだ。
「ま、いいか・・・。暫くはこのままでも・・・・」
充流の気持ちよさそうな寝息が聞こえ俺は笑みをこぼした。
暫くこうして寝かせていてもいいか、と俺は再びベッドに横になったのだが、
・・・・が、

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?

俺は少しだけ体を動かそうと身体をよじろうとしたら、下腹部に変な違和感を感じた。
それは、皮膚上というよりかは、体内に直接感じる物で・・・・・・・・・・・・
「ま・・・・・まさか・・・・・・?;」
その感覚に俺はある一つの考えを頭に思い浮かんだ。
そして、緊張し少し震える手を俺はゆっくりと下腹の方へと伸ばしていき・・・・・・・・

「・・・・・・・・・・・・・・ッ;;!!??」

予想通り・・・と、言うのだろうか、俺の中には未だ充流自身が入ったままの状態だった。
「・・・ん・・・・」
俺が驚いた拍子で動いた振動が充流に伝わったらしく、起きそうな気配が伝わってきた。
(うわ!!充流が起きちまう!!)
俺は慌てておとなしく、充流が眠りやすいと思われるような体制をとった。
「・・・・・しんごぉ・・・・・・」
そのおかげか充流は再び眠りへと入っていった。
入ってくれたのは良いのだが・・・・・・・・・
「・・・・・ぅ〜///」
今の動いた拍子で俺自身も中に入ったままの充流自身をよりはっきりと感じてしまい、小さくうめくはめに なったのだった。
(充流を起こさない前に、早く抜かなきゃ・・・・・)
この体制だと抜こうにも動くと充流が起きそうなので何もできない。
それに、事 情の最中は意識が朦朧としていたため、あまり気にもしなかったが・・・・
こうして意識がはっきりしていると、どうしても充流自身を頭の中にイメージしてしまいそうにな り・・・・
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッう・うわーーーーー////////
慌てて頭の中からそのイメージを追い出す。
(ダメだ!!ダメだ俺!!!違う事を考えるんだ!!!!!)
と、慌てて違う事を考える。
(えー・・えーと、今日の夕飯 は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ///!!)
ダメだ!!考えちゃダメだ!!!


そんな風に苦戦している時・・・・
「伸吾ぉ〜・・・・・・」
「ッぁ///!!」
寝ていたた充流が寝ぼけているのだろうか俺を抱きしめてきたのだ。
「ん・・・・・・ッ!!!」
その拍子で入っていた物が俺の前立腺を押し上げるように動いた。
「ぅあッ・・・・・・・!!!!」
(な・何で動くんだよぉ〜〜〜〜!!)
俺は今の刺激で上った熱を何とか冷まそうと深呼吸をする事にしたんだけれど・・・・・・
「んぅ〜・・・・・・・・・」
寝ている充流は俺を抱きしめたままいきなり寝返りをうち、俺は充流の上に乗っかってしまう体制をとる羽 目になったのだった。
「ひぁ!?」
(や・ヤバイ・・・・さっきより・・・奥に・・・・・・ッ!!)
上に載る体制の所為で俺の中にある充流自身は、より一層深く俺の中に入ってきて、つ ながっている箇所も広がされ、俺は再び息が乱れ始めた。
はぁ・・・・んッ・・・・・く・・・・!!」
(で・でも、この体制なら・・・)
けれど、この体制なら抜く事も可能となる事に気が付いた俺は、足に力を入れゆっくりと腰を上げ始めた。
「ッ・・・・ぅん・・・・・・アッ!?」
半ば当たりまで引き抜いた時、今まで静かに眠っていた充流は再び寝返りを打とうと身体を動かした。
その所為で半分まで抜いた物は、丁度“好い所”で変に動いて、その動いた刺激で足の力が一瞬抜けてしま い、俺は再び自分の体重で充流自身を深くくわえ込んでしまった。
「・・・・・ッ〜〜〜〜〜〜!!」
何とか声を抑える事はできた物の、事はこうして再び振り出しに戻ってしまったのだった。


それから十数分後・・・


俺は未だ、充流自身を抜けないままでいた。
「ん・・・・・・ぁ」
それなりに努力はしたのだ。(今も何とか頑張ってるし)
けれど、その度に何故だか充流は寝返りを打とうとし、その所為で俺は足の力が抜けてしまい抜こうとして は振り出しに戻ってしまうのだ。
それでも、何度目か分からない挑戦で俺はようやく半ばまで抜く事ができた。
(あと少し・・・・)
もう一頑張りと、再び腰を持ち上げようとした瞬間、
「ッ つ!!?」
今度は寝返りを打とうとか、俺の足の力が抜けたとかではなく・・・・・
(う・嘘!?充流の・・・俺の中で、大きくなってる・・・?)
俺の中で何度も擦れた所為なのだろうか先ほどよりも確実に充流自身は大きくなっていた。
充流も眉間に少し皺が寄って、頬も少し赤くなっている用に見える。
そして、そうなると、抜くことさえも難しくなってきて・・・・
(や・やばい!!早く抜かなきゃ・・!!)
俺は、慌てて抜こうと腰を持ち上げた。

ココで二言。
急がば回れ。
急いては事をし損じる。

後で考えればまさにこの言葉がぴったりだったと思う・・・・。

俺は慌てたため腰に力を入れてしまい、抜くどころか充流自身をより強く締め付けてしまったのだ。
「ッぅ・・・・!!」
そのため、先ほどよりも充流の形が頭の中にはっきりと思い浮かんでしまい、俺は慌ててかぶりを振った。
(ダメ・・・考えちゃ・・・・!!)
けれど、先ほどよりも大きくなった充流自身は脈打ち始めその刺激がなお一層俺を高ぶらせていき・・・・
「っふ・・・ぁあ・・・・・・!!」
俺は自身からも先走りが溢れ始めたのが分かった。
「やぁ・・・・・抜か・・なきゃ・・・・・ッ」
意識はどんどん朦朧としていき、もう何故抜かなくてはいけないのかさえ忘れ、俺は腰を持ち上げようとし た。
そのとき、
「・・・・ん・・・・・・・伸・・・吾・・・?」
今まで眠っていた充流が起き出したのだ。
「な・どうしたの伸吾!?」
目が覚めいきなりの状況に驚いた声を上げた充流だったけれど、俺はかまっていられず、
「ぬか・・・・なきゃ・・・・・」
充流の質問にも答えられず、必死に抜こうとしていた。
「・・・・ッ・・・・伸吾・・・・動いて・・・・そのまま」
「・・・・?」
「そのまま腰を動かして。僕を気持ちよくさせて・・・・・」
耳に充流の声がささやかれ、俺は充流自身を締め付けた。
「ッ・・・・・伸吾・・・ねぇ・・?」
「アァッ・・・充流・・・充流・・・・!」
俺の中で充流が動き始め、俺自身は自分でも分かるくらいに先走りをにじませ始めた。


「伸吾・・・・・っくぅ!!!」
「アッァアアア!!!」



<暗転>




「でも、何であんな事になってたの?」
事が終わり、充流は今度こそ俺の中から出ていき、二人でシャワーを浴び、部屋に戻ってきたろころ。
「あれは・・・・!!み・充流が悪いんだからな!!!!」
俺は恥ずかしさも相まって充流にそう叫んだ。
「・・・・・・僕?」
「そうだよ!!充流がい・入れたままで寝ちまうから・・・・!!お・・・俺・・・抜こうとし て・・・・・そうしたら、充流が・・・抱きしめたり、・・寝返り打ったり・・・だから・・・・な・なかなか抜けなかったんじゃないか!!!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ 〜・・・・・・ゴメン、伸吾;」
「お・俺恥ずかしかったんだからな!!!!」
もう後は泣きまじりに叫び散らすだけである。
「ゴメンってば!!」
「やだ!!許さない!!!」
「今度ケーキ奢ってあげるからさ。ね?」
ケーキの言葉にうっとつまりはする物の・・・・・
「許さない!!!」
俺の怒りは簡単に落ち着きそうもなかった。








その後、ケーキ1ホールとコンビニ・スーパーに出ている新商品の数々、そして今度から入れたままで決し て寝ない事という条件でようやく俺は首を縦に振る事にした。














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後書きという偽名のいい訳。

最初もっとギャグテイストにする予定だったのですが・・・・あまり、ギャグっぽくないですね;
ん〜・・・・・もっと色々考えていたんだけれどな・・・・・;
ちなみに、充流さんは伸吾と一緒で達したとき、今までの疲れのため意識がとぎれそのまま寝てしまってい たんです。
だから、今回は悪気があった訳ではないんです。

っていうか、それ僕初書き(裏で)でこんなあほらしいので良いのか自 分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・;?