「あっ・・・!」
「ここが三角筋」
そういいながら、肩元に噛み付いてきたシュバルツ。
「それから、ここが大胸筋。ここ、好きだったな?」
「んなこと・・・ぁあ!!」
「上腕二頭筋がここで、広背筋がここだ・・・・」
「ぅん・・・はっぁ・・・」
指でなぞり、唇で甘く噛まれる。
「上腕三頭筋がここだ。そして外腹斜筋がこの位置。ここも、弱点だったな」
楽しそうな声。
「やぁ・・・シュバ・・ルツ・・・」
「いいのかい?ここで、やめてしまって?」
アーバイン・・・と、甘く低く耳元で響くその声に俺は自然と首を横に振ってしまった。
「さて、なら続きといくか」
そう言いながら、次は臍の上の辺りを指先だけで撫でられる。
どこかはっきりしないその刺激に体がビクッと動く。
「ここが、腹直筋。どうした?体を捩じらせて?」
分かっていて聞いてくるその声に、怒りより早くちゃんとした刺激を望む自分を感じた。
「手根屈筋・・・」
右手を取り、その手首よりやや下のところに音を立て、くっきりと紅い跡を残した。
「・・・ん!!」
「これだけで感じるのか?」
答えられるはずもない。そんなこと、言える分けない。
「・・・まぁ、いい。ほら、足を開いて・・・」
そっと、だが何も言わせないという力強さで俺の脚に手をかけそのまま、大きく両足を開かされた。
「いつ見ても、しなやかな足だな。無駄な筋肉がない・・・・」
「・・・あんがとさん」
「なんだ?ずいぶん投げやりだな?」
「・・・」
「大体筋膜張筋」
「あぁ・・・・・っくぅん!!」
「ククッ・・・・どうした?長内転筋、縫工筋、が痙攣しているぞ?」
「ち・・・くしょう・・・・んぁ・・・っく・・」
腿の内側を軽く噛まれ、甘ったるい声が自然と出てしまった。
「ほぅ?なかなか気持ちよさそうだな?」
・・・こいつ・・・
「外側広筋、内側広筋、そして前脛骨筋」
「ぁ・・・あ・・・」
膝の外側から内側を指でたどられ、膝のした辺りを必要以上に撫でられ、途切れ途切れの声が出た。
「うつ伏せになるんだ」
言葉とともに、体をうつ伏せにされ、すぐさま項に唇が当てられた。
「分かるか?ここが頭板状筋だ」
そう言うと、音が立つほどにそこを強く強く噛まれた。
「アッグゥウ!!」
「そして、僧帽筋、小円筋、大円筋、菱形筋」
噛まれた項から徐々に背中の方へと唇が動き、その仕草にかすかに体が震えた。
「んぁあ!!」
今までの刺激で緩んでいた入り口へと指を這わされ、指についていた唾液によってその指はそのまま体内へとゆっくりと入ってきた。
「ほら、ここが前立腺。わかるだろう?」
「ぁあッ・・・んぅ!!」
「どうした?中殿筋、大殿筋が痙攣しているぞ?」
もう片方の手が徐々に尻から足へと滑っていき、腿の後ろから内側へと張ってきた。
「はっぁあ・・・ん・・・」
「大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋だ。このあたりも好きだったな?」
「しら・・・ねぇー・・・・・あぁ・・・んッ!」
そのまま脹脛の箇所まで手を這わせ、
「膝の後ろが、足底筋、そしてその横が縫工筋」
ピクッと動いた体に気分をよくしたシュバルツは、体内に入っている指をさらに強く擦り付けてきた。
「んっくぅ!!ひ・・・あぁあ・・・やめッ!!・・シュバ・・ルツッ!!」
「腓腹筋、そして最後にヒラメ筋だ」
「アァ・・・っく・・・あッつ!!」
絶頂はすぐにやってきた。
その様子にあいつは、満足そうに笑みをたたえていたのが分かった・・・。



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これは、管理人が学校での保健の勉強で筋肉の各部暗記テス トのときに、なんとまぁ、テストで最高点(満点ね)を獲得した
筋肉覚え小説。通称「勉強」(どこが通称じゃ)です。
はい。マジで、この内容でテスト満点とっちゃったのよ。
いや〜、あの時は自分でも笑ってしまいました。
だって、この小説でですよ?
電車の中で必死で覚えようと呼んでいると自分で書いたにもかかわらず、ついつい想像してしまい(いや、想像したから各箇所が頭に入ったんだけどさ)
顔がにやけてしまって、一緒に乗っていた友人に「何よんでんの?」と、危うくノート(小さなノートに書いたの)をとられそうになってしまったんです。
いや〜・・・甘酢っぱい思い出だね(ぇ?)

ちなみに、これは骨のバージョンもあります。
それもそのうちに出したいと思っています。

では皆様、今すぐ筋肉の図を出して妄想しながらこれを読ん でいきましょう!!









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